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大学生活の振り返り

1年 記憶がほとんどない。人生初の彼氏、一人暮らし、部活。人の名前と顔を覚えられなくて生活に苦労する。友達もできない。入ったセクションの同期が辞め、一人になる。アルバイトは和風レストラン。楽しかったけどバイトに行きたくなさ過ぎて泣く。行けば褒められるしおしゃべりもできるし、楽しかったんだけどな。おばさんに泣かされる。でも今思えば続けるべきだったなと思う。最後は実家に帰ることになったって言って無理やりやめたけど、着物はまだ返していない。家にある。

2年 個人経営の居酒屋でバイトを始めるけど、給料が安くて嫌になる。バイト終わりに特別って言って焼肉連れて行ってもらったり、休憩でもないのにいろいろ食べさせてもらったり、マスターと奥さんにはかなり気に入られて、次期バイトリーダーだねって毎回言われてた。学校に行っても友達がいない。本当にたえちゃんくらいしか話す人がいなかったな。佐々木と何回かご飯に行った記憶もある。まきちゃんと志摩スペイン村に行ったりする。でも友達はいない。しーちゃんと授業受けてたな。この頃から部活に行かなくなる。英語がわからない。ゼミ選び、めちゃくちゃ迷って1ゼミに希望を出して落ちる。で、3ゼミ。ゼミ課題がわからな過ぎて病む。2ゼミにしてたら、、って考える。これは今でもよく考える。夏から実家に帰って、たまに居酒屋のバイトはいるけど仕事できなくてそのままフェードアウトする。グループだけは入ってました。

3年 一番記憶がない。実家に戻って、今のバイトを始める。毎日楽しくない気がする。授業もほとんどなかったけど、このころは何をしていたのか思い出せない。ずっと怠惰な生活を送っていたんだろうな。後期は終活を頑張って、一番何かに熱中していた時期だと思う。藤岡と話すようになって、佐々木とも仲が良くなって、やっと自分の居場所を見つけられたような気持になったんだよね、確か。

4年 就活。持ち前の口のうまさとプライドの高さで別に傷ついたり病むこともなく、受けたとこからはほとんど内定をもらって、たまに佐々木とラインとか飲んだりして、一番楽しかった。就職活動で東京に行くたびにワクワクしてた。彼氏とはずっと、別れ話をしようと思っていた。

居酒屋のグループを退会させられる。仕事ができたってどこのバイトでも評価されたけど、あれは本当になんでなんだろう。障害絶対あると思う自分でわかる。ただの怠惰なのか。いやそれもあるんだけどさ。着物とエプロンはまだ家にあって、どうしようもないから大学卒業したら燃やそうと思う。

 

4年間、私は本当に怠惰に過ごしてきて、何かこれといった成果も残すことはなく、ゆっくり死に向かっているような、そんな毎日だった。変わるかもって期待して留学に行ってみたけど結局何も変わることはなくて、それにがっかりしたのもあるけど、一番は何もできない自分のことが死んでしまいたいくらいに嫌いになってしまった。大学生活は嘘と見栄がすごすぎて、だれにも本音を言えなかったり、壁を作ったりして人間関係なんかどこにもなかった。部活はわからない自分が嫌で逃げて、優しい人がいるところに逃げようと思ったけど人間関係を築いてこなかった自分を受け止めてくれる人なんかどこにもいなかったことに気づく。たえちゃんとか七海が、なんであんなに友達がいるのかっていうと、彼女たちは素直で優しくてまじめで、人に対して真摯であるからだと思う。わたしはどこでどういうふうに間違えてこんな人間になってしまったんだろう、全部嫌になってしまった。特に最近は気分の沈み方がひどくて、死についてよく考えてしまう。ここまでになったのは初めてで、なんでかなって思ったけどこれは間違いなく自分に対する嫌悪感と、世間様に対する甘えだと思う。

どれだけの人に嘘をついて、どれだけの人に迷惑をかけて生きてきたのかわからないな。

できた人間になりたかったけど、もうきっとそれも無理で、東京に行ったら変われるかなって思ってるけど、どれも無理だね。一人暮らししてた時、完全に鬱っぽくなったことがあったけど、上京してもそんな感じなんだろう。だから次は本をたくさん読んで映画をたくさん観て、一人でも大丈夫なように暮らしていけたらと思う。あと、人には期待しないで、自己完結できる人間になる。で、早く終わらせたい、人生。

補足しておくと、わたしは自分が望んで大学に進学させてもらったし、就職の面でも、数は本当に少ないけど出会った人間の面でも、大学に進学して良かったと思ってるよ。進学を許してくれた両親にもすごく感謝してる。