お風呂上がりにドライヤーをして、髪を梳かしたとき、頭頂部がちらちら光った。またか、と思った。 抜毛症。始まりを覚えていないが、高校生のときから、頭頂部の髪の毛を抜いている。気づけば手が頭頂部にあって、人差し指と親指で髪を一本ずつ挟んで、すー…
去年のブログ記事を見たら、毎日泣いていた 去年のツイートを遡ったら、上司が毎日23時まで仕事してて、辛くないのかなって呟いていた 最後のブログ記事から1年経った わたしは今毎日23時まで働いている わたしの上司は日付が超えるまで働いている 先輩社員…
ずっと大丈夫になりたいし、二十歳過ぎてからは一人で生きる、をテーマにして生きてるけど自分でも気がつかないような小さなことにいつの間にかいちいち躓いてる。気分が落ちるとこまで落ちても原因がわからない、寝ても覚めても泣いている。こんなこと書き…
日々、電車に乗っているときも、バイトで接客をしているときも、誰かとすれ違う時も、わたしは本当にきれいな顔に生まれたかったと思うが、それはもう叶わないと気づいているから、せめて身体だけはきれいであろうと、自分のきれいに基づいて肋骨の筋がきち…
大学生活の振り返り 1年 記憶がほとんどない。人生初の彼氏、一人暮らし、部活。人の名前と顔を覚えられなくて生活に苦労する。友達もできない。入ったセクションの同期が辞め、一人になる。アルバイトは和風レストラン。楽しかったけどバイトに行きたくなさ…
図書館に閉館時間まで居座った。帰り、駅から家まで歩く。裏毛のスウェットにコーデュロイの上着を重ねているのに、繊維の間から冷気が入り込んでいるのか歯が鳴るほどに寒かった。ここは民家も街灯も少ないから、星がきれいに見える。プラネタリウムが好き…
バイト先のパートのおばさんに「今の子たちは普通に生きているだけじゃ駄目だからかわいそうね」と言われた。わたしが就活で出会った人たちの経験に驚かされた、という話の感想として。 その言葉がずっと頭を巡っている。かわいそうってなんだろう。普通って…
ポットに注いだあったかい緑茶の、冷め切るまでの時間が早くなった。朝、肌寒くて目を覚ました。目に映る植物の色が少しずつ色あせてきた。 ずっと優しいままでいたい。優しいひとや音楽、文章に出会ったときはこのまま自分が正しいひとのままでいられるんじ…
自分のことが好きではない。失敗したパーマみたいな地毛、腫れぼったい瞼に低い鼻、ゆがんだ唇、嫌いなところを挙げれば本当にキリがなくて、両親の醜いパーツを寄せ集めてつくった顔面。高校の時から3か月に一度縮毛矯正をあてて、大学に入って化粧を覚え…
今日は大学の卒業式だった。ゼミや部活でお世話になった先輩たちの、学位書を片手に微笑む姿を見ると、やはり胸が熱くなった。部活の飲み会で名前も知らない先輩と就職活動について話した。今が一番しんどいと思うけど、頑張って。きっと報われるし、やりた…
就職活動の話。 就活をしています。自分が誰なのか、何をやってきたのか、何をやりたいのか、答えは絶対過去の中にあるのにわからなくて、最近は気をぬくと泣きそうになっています、毎日そうです。たぶん、動き出すのは他の多くの学生よりは早かった、早かっ…
ちゃんと好きだよのちゃんとの意味がわからないから泣きました。ふだん恋人といるとき、穏やかでないときもあるけれどおおむねは満足している。でも、女の子といるとき、あー、女の子いいな、柔らかくて、いい匂いがして、優しくて、いいな、ほしいなって思…
授業→コンビニで買い物→授業→ザミの友達とKFC→授業→ナイトマーケット→セイラとイラと水汲み 2018.9.3.21.28 昼はザミの友達がKFCに連れてってくれた。千春とKFCかピザハット~て言ってたからめちゃくちゃ嬉しかった。運転はかなり乱暴で、特に帰りは対向車と…
この大きな鉄の塊が息をしているように、機体が上下に動くのを感じている。2018.8.30.11.56 ずっとモニターで雲の様子を見ている。少し後ろの、真ん中の席。食後にもらったコーヒーは温かくて体のこわばりが溶けていくようだが苦くて飲み干せない。砂糖を入…
19卒の先輩たちが、ツイッターで就活終了報告をしているとき、20卒のわたしたちが、就活開始報告をしている。夏のインターンはすごく大事でいろんな企業を見た方がいいとか、この夏に成長するとか、先輩や学校や企業広告から何遍も何遍も繰り返し聞かされた…
高校時代仲が良かった友達も久しぶりに会った。昼過ぎに待ち合わせをして、遅めの昼食を摂って、服を見て、シーシャを吸いに行った。 昨日の朝、いつもは徒歩で駅まで行くのを時間がないから自転車で行ったら、貧血っぽい症状になってそれからずっと体調が悪…
玄関の扉を開けた時の熱気に、思わずむせ返しそうになった。歩けば歩くほど、肌を焼かれている気になった。冷房を意地でもつけない私鉄の乗客は、全員額にうっすらと汗を滲ませている。大学の最寄駅は、そこから20分近く歩かないと教室までたどり着かない。…
プールで1時間ほど、泳ぐのを習慣化させようと目論んでいる。今日も、唯一あった授業が休講になったので昼から市民プールで泳いだ。家から市民プールまで約3キロあるのだが、結構な坂を越えなければいけないので行くだけでかなりの運動になる。30分くらいか…
寒くなったなと思う。電車から降りて、息をついたら白かった。四コマ終わりにまっすぐ家に帰っても、陽は落ちて夜の空気になっている。 電車に間に合わないからあきらめようとしたかれど、なおちゃんは「走れば絶対間に合うよ」と言い切るや否や駅のほうへ駆…
久しぶりに1日バイトをしたら、疲れて疲れて、あしが棒切れのようになってしまった。スーパーの飲料品売り場は思ったよりも寒くて冷たくて、シャツ一枚で着たことをすぐに後悔した。おじさんとおばさんの世間話に適当に答えて、小さい子供のいたずらを見て見…
今週、実家に帰る。後期から、大学まで片道2時間かけて通うことになった。面倒だけれど、惜しい気がするけれど、まあ、なんでもいいか、と思っている。生活が少しは楽になるかもしれない。定期も欲しかった。 一人暮らしを始めてから、体重がずっと増え続け…
電車に乗ってくる人たちが皆、傘を持っていたので、外はもう降り出しているのだろうと思った。こっちの天気は確認していなかったので、折りたたみの傘も持ってくるのを忘れた。東京に着くまでに止むことを願う。 ネオンの妖しいひかりがそこかしこで揺れてい…
恋人からのお手紙が、綺麗な青色の封筒だった。この間水族館に行ったときに買ったものだった。窮屈なポストの中のいらないダイレクトメールの束の間に収まっていた。手紙にはふたりちゃんと一緒にいられたらどこにも行かんでいいです、と書いてあった。わた…
先週の土曜日から大学は夏休みに入った。夏休みから1週間は予定が入ってなくて、ひたすらだらだら過ごしている。部活のある日は部活に出て、午後は図書館が閉まるまで図書館の自習スペースで過ごしている。外はいかにも暑そうで出るのが億劫になってしまう。…
七夕だった。でも、笹の葉にお願いごとをつるすことも、何か特別なお願いをすることも、なかった。 毎日があっという間に過ぎてしまって、1日1日を大切にすることができない。笑って欲しい。 少し離れた土地にいる恋人が、先週1週間、こちらに帰ってきた(帰…
2017/07/02 昼前に起きた。ほんとうは洗濯をしたり、掃除をしたり、課題をしたりするはずだったのに、ベッドの上で、スマホをいじったり昼寝をしたりしていたらいつの間にかバイトの時間になった。何も食べていなかったのでセブンでミルクパンを買った。一本…
朝、雨が降っていた。 さめきらない頭でも、外が朝を迎えていることはわかっていたけれど、同時に夢を見ていたから起き上がることはしなかった。夢の内容はもう、覚えていないけれど、なんだか懐かしい人と会っていたような気がする。 自然と目を開けて、充…